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HTTPエラー500.19 0x80070005
IISでWebアプリケーション使用の環境設定中に表示されて、解決法の解明にそれなりの時間を要してしまったので備忘録として対処法を記載します。
原因
IIS_IUSRS グループが、ApplicationHost.config ファイル、Web.config ファイル、または IIS の仮想/アプリケーション ディレクトリに対する適切なアクセス許可を持っていない。
引用元:Microsoftサポート
この辺はMicrosoftサポートに書いてある内容のまんまですね。IIS_IUSRSの権限不足のために、やりたいことができませんよというエラーです。
対処法の操作手順
基本的にはMicrosoftサポートに書いてある内容をなぞるだけの作業です。
折角なので画像入りで手順を記載します。
1.ApplicationHost.configまたはWeb.configが格納されているフォルダを右クリックし、表示されたメニューにある『プロパティ』をクリックする。
2.表示されたウィンドウ内の『セキュリティ』タブ→『編集』ボタンの順にクリックする。
3.アクセス許可のウィンドウが開くので『追加』ボタンをクリックします。
4.[選択するオブジェクト名を入力してください] ボックスに「コンピューター名\IIS_IUSRS」と入力する。
※画像では便宜上『yurujob-pc\IIS_IUSRS』と記載していますが、実際に作業する場合は『yurujob-pc』となっているところにお使いのパソコンのPC名を入力してください。
5.『OK』ボタンをクリックする。
※入力した内容に問題があれば『名前が見つかりません』というウィンドウが表示されますので、入力内容を確かめてみてください。
6.追加した『IIS_IUSRS』を『読み取り』許可にする。
手順5の後に表示するウィンドウでは、新たに『IIS_IUSRS』が追加されているはずです(画像青枠部分)。
『IIS_IUSRS』が追加されていれば、アクセス許可にある『読み取り』を許可に設定しましょう(デフォルトで許可になっているはず)。
7.『OK』をクリックする。
これでHTTPエラー500.19 0x80070005への対処は終了となります。
Webアプリケーションを操作し、エラーが解消されたか確認しましょう。
上記の対処法を実施後に僕自身がこのエラーに遭遇しました(笑)。
対処法は500.19 0x80070005とほぼ同様の操作になります。
原因はドメインへの参加が認証されていなかったためです。
ということで上述の『IIS_IUSRS』の追加と同様の要領で『Authenticated User』を追加してあげましょう。
手順自体はほぼすべて同じですが、手順4で入力する内容が『コンピューター名\Authenticated User』になりますのでご注意ください(AuthenticatedとUserの間は半角スペースが入ります)。
まとめ
今回のエラーには以下の方法で対処しましょう。
HTTPエラー500.19 0x80070005には『IIS_IUSRS』を『読み取り』許可で追加する。
HTTPエラー401.3 Unauthorizedには『Authenticated User』を『読み取り』許可で追加する。
以上、お粗末様でした。